Green x Digitalコンソーシアム（事務局：一般社団法人電子情報技術産業協会（JEITA））は、サプライチェーンCO2データ見える化の実現に向け、仮想サプライチェーン上でCO2データ連携を行う実証実験に成功したことを発表しました。LCA Plusが参画した本実証実験は、グローバルレベルで業界横断的にCO2データ交換を実現することを視野に入れた、日本では初めての試みです。

本実証実験は2つのフェーズから構成されており、今回の実証実験は、2023年1月に成功したCO2データ連携を異なるソリューション間で実証する「フェーズ1」に続けて行われた「フェーズ2」になります。「フェーズ2」では、サプライチェーン上の複数企業群が異なるCO2データ見える化ソリューションを使用した場合であっても、「共通の方法」と「フォーマット」という共通言語を用いてCO2データを算定し、複数のソリューションが連携することによりサプライチェーンの上流から下流までCO2データを受け渡すことが可能であることが実証されました。

今回使用した「CO2可視化フレームワーク」および「データ連携のための技術仕様」が普及することで、ユーザ企業においてはソリューション導入時の選択の幅が広がり、またソリューションを提供する企業においても他社との個別調整が不要となり開発が効率化できるため、サプライチェーンCO2データの見える化の早期実現に繋がることが期待されます。

LCA Plusは、今後も同コンソーシアムの一員として、策定したCO2データ算定方法と技術仕様の社会実装を後押しし、サプライチェーンCOデータ見える化の実現に貢献します。

詳細はJEITAのプレスリリースをご参照ください。
プレスリリース日：https://www.jeita.or.jp/japanese/topics/2023/0804_2.pdf
プレスリリース英：https://www.jeita.or.jp/english/press/2023/0804_2.pdf